東芝デジタルエンジニアリング株式会社

事例紹介

HeartCore CMS 導入事例「東芝エレベータ株式会社様」

懸念事項であったセキュリティ対策、コンテンツの管理および改修時の課題が解決

<span>HeartCore CMS 導入事例<wbr>「東芝エレベータ株式会社様」</span>

東芝エレベータ株式会社は1967年に設立され、昇降機に関わる製品・システムの開発、製造から保守サービスまでを提供している。運営する会員制Webサイト「東芝エレベータ会員サイト」は、稼働から一定の年数が経過していたことから、利便性をより一層向上させるため、リニューアルを計画していた。
リニューアル後の新会員サイトでは、会員登録とログイン認証で設計者の昇降機選定をスムーズにし、さらにセキュリティ強化を実現できるCMSとして「HeartCore CMS」を導入した。導入を担当された東芝エレベータ株式会社の芦田様と弊社担当者の杉崎氏に話を伺った。

課題

既存の会員サイトが稼働から20年経過しており継ぎはぎ構造となっていたため、更新作業の負担増や情報発信の遅れ、さらにセキュリティの懸念があることが課題となっていた。

解決

HeartCore CMSを導入してWeb基盤を刷新することで、ページ更新やカタログ・CADの一括管理が容易になり運用負荷とセキュリティ課題を解消するとともに、業界特有の商習慣に合わせた拡張機能の追加によって顧客接点の向上と商談創出にもつながっている。

サイトのセキュリティ強化と運用効率化により、迅速な情報発信と商談創出を実現

導入の背景
顧客向けサービスを拡大できる拡張性のあるプラットフォーム構築を求めていました

旧会員サイトが稼働後20年を迎えており、ツールの老朽化や度重なる改修によりシステムが継ぎはぎ状態になっていた。そのため、コンテンツの更新などの運用業務に手間がかかる状態で、会員への新機種などの情報発信が遅れがちになっていた。

芦田様 は「システムが古く、新しいOS対応ができなくなってきたので、セキュリティの問題も心配でした。また、今後のDX戦略で顧客との情報連携やサービス提供拡大を計画しており、会員サイトを中心として顧客向けサービスを拡大できる拡張性のあるプラットフォーム構築が求められていました。」と背景を語った。

導入のポイント
更新のしやすさ・拡張性・コストパフォーマンスが決め手に

杉崎氏は、HeartCore CMS選定の理由として3つ挙げた。

東芝デジタルエンジニアリング株式会社 第二事業部 パッケージソリューション部 マネジャー 杉崎氏
東芝デジタルエンジニアリング株式会社 第二事業部 パッケージソリューション部
マネジャー 杉崎氏

1つ目は、コンテンツ更新など運用業務が容易に行えることです。CMSの基本的な機能になりますがエディタによりWebページの編集ができることや、カタログやCADファイルの管理・更新が容易にできることが挙げられます。特に複数ファイルの一括更新をよく利用しています。

2つ目は、開発性や拡張性に優れていることです。本会員サイトではどうしても標準的なCMSの機能だけでは実現できない要件がいくつかありました。これらの機能は、HeartCore CMSのExtension機能でJavaプログラムを呼び出し実現しています。また、@関数といった開発生産性を向上させる機能や、今後計画されている顧客向けサービスの拡大に向けてREST APIの提供も選定のポイントになりました。

3つ目は、機能とコストのバランスが良いことです。本会員サイトの要件としてSSO(OpenID Connect)やアンケート機能の提供がありました。これらの機能が標準機能としてオールインワンで提供されていることも決め手のひとつでした。

今回比較したCMSの中には、コスト的に安く提供できる製品もあった。しかし、こういった製品は基本機能だけを提供して、他に必要な機能はサードパーティ製のプラグインを追加するといった方式で、導入コストは安く抑えられるかもしれないが、将来的にプラグインのサポート終了などの対応で運用コストや保守の面で結局は割高になってしまうことが想定された。
また、大規模・高機能なCMSについても検討したが、会員サイト自体は大規模なサイトではないためコスト的に割高になってしまう。このような経緯よりHeartCore CMSを選定したという。

導入の効果
問い合わせが気軽に行えるようになったと好評です

杉崎氏は「運用業務については良くなったと思います。社内運用者の役割に合わせてユーザー権限を設定し、各担当者に必要な機能だけを見せることで運用者の使い勝手を向上させています。」と語る。

芦田様も「これまで懸念事項であったセキュリティ対策や、改修やコンテンツ追加の際のハードルは解消されたと考えています。リニューアルから4か月経過しましたが新規会員登録数、問い合わせ数についてもリニューアル前と比べてほぼ同数とはいえ会員サイト経由の問い合わせから商談に結び付いた案件も出始めており、今後に期待したいと思っています。」と手応えを口にする。

実際、ご利用いただいているお客様からは『コンテンツが整理され分かりやすくなった』『問い合わせが気軽に行えるようになった』と好評の声が届いている。

HeartCore CMSの機能面について
@関数・Extension機能は良い機能だと思っています

HeartCore CMSロゴ

杉崎氏は「サイトの構築/メンテナンス者としての意見では@関数・Extension機能は良い機能だと思っています。HeartCore CMSは、元がJavaで作られているので機能拡張もしやすいです。今回、新しく作成したコンテンツは、『プランニングアプリ』と『マイ案件』です。どちらもエレベーター設計者様向けのコンテンツで、『マイ案件』では検討中の案件を保存でき、『プランニングアプリ』では簡単な建物情報をもとに絞り込みを行っておすすめの機種を提案します。これらの画面周りではHeartCore CMSの機能である@関数を使うことで生産性をあげています。」と説明する。

芦田様は「管理者様向けのコンテンツの改修が一部残っているのですが、HeartCore CMSならサブドメインで別サイトを立ち上げて管理できるので、将来移行できたらと考えています。」と語る。

今後の展望
お客様のニーズに合ったコンテンツを出しわけ、利便性の高い選ばれるWebサイトへ

最後に、芦田様から今後の展望を伺った。

「会員向けアンケートを実施するなど、お客様の意見を反映したサイト作りを行っていきたいです。コンテンツを充実させ、お客様のニーズに合ったコンテンツの出し分けをする、メールマガジンの配信など、より利便性を高くし、お客様に選ばれるWebサイトにしていきたいと考えています。」

Webシステム刷新に関する東芝デジタルエンジニアリングの取り組み

東芝デジタルエンジニアリングでは、東芝エレベータ様から委託を受け、HeartCore CMSを活用した会員サイトの構築・保守・サポートを行っています。コンテンツ拡充やメールマガジン配信によるコミュニケーション強化、管理機能改善による運用効率化を推進し、外部連携や新機能追加にも対応できるプラットフォームへ進化させています。加えて、会員の閲覧・ダウンロード履歴を分析し、営業担当者がリード顧客に適切な提案を行える仕組みを整えることで、業績に直結するシステムの構築に力を入れています。