東芝デジタルエンジニアリング株式会社

Active Directoryマイグレーションサービス for オンプレミス

業務影響を最小限にし、
オンプレミス Active Directory 環境の
移行、再構築、統合、分離を実現
Active Directoryマイグレーションサービス
for オンプレミス

「Active Directoryマイグレーションサービス for オンプレミス」とは

「Active Directoryマイグレーションサービス for オンプレミス」は、オンプレミス環境におけるActive Directory(AD)の移行を専門的に支援するサービスです。

お客様のAD環境における統合、分割ニーズに対応し、ユーザーアカウント、グループ、デバイスといった重要なオブジェクトの同期を維持しながら、複雑な移行プロジェクトをクエスト・ソフトウェア社の高機能AD移行ツール「Migrator Pro for Active Directory(MPAD)」を活用することで、安全性、迅速性、効率性を最大限に高めて実施いたします。

移行期間中においても、お客様の通常の業務活動への影響を最小限に抑制し、業務生産性の維持に貢献いたします。

Quest Platinum+ Partner
東芝デジタルエンジニアリングは
クエスト・ソフトウェアの
プラチナパートナーです
移行パターン① オンプレミスAD→オンプレミスAD
「Migrator Pro for Active Directory(MPAD)」を活用したAD移行イメージ

対応するマイグレーションパターン

主なマイグレーションパターンは以下の通りです。

お客様の現在のAD環境を詳細に調査させていただき、その分析結果に基づいた最適な移行計画および移行作業をご提案・実施いたします。移行作業においては、各ステップをリアルタイムに監視し、問題発生時には迅速かつ適切に対応することで、お客様への影響を最小限に留めます。また、移行後のAD運用における管理者様の負荷軽減に向けたサポートも包括的にご提供いたします。

おもなAD移行パターン
パターン①
1つのADドメインを複数ドメインに分割
パターン① 企業の分社化にともない、複数のドメインへ分割します
企業の分社化にともない、複数のドメインへ分割します
パターン②
複数のADドメインを1つのドメインに統合
パターン② 組織再編にともない、グループ企業を1つのドメインへ統合します
組織再編にともない、グループ企業を1つのドメインへ統合します
パターン③
既存ADドメインへの統合
パターン③ 企業買収により、他社ドメインを既存ドメインへ統合します
企業買収により、他社ドメインを既存ドメインへ統合します

Migrator Pro for Active Directory(MPAD)の特長

① 業務継続性を最大限に維持

「Migrator Pro for Active Directory(MPAD)」は、お客様の通常の営業時間中にActive Directory環境の移行を可能にします。これにより、移行プロジェクトにありがちな残業や休日出勤を回避し、従業員の皆様は業務を中断することなく継続いただけます。移行後も特別な操作は不要で、スムーズに通常業務へ復帰できます。

② 堅牢なセキュリティ

機密性の高いデータを扱う移行において、セキュリティは最重要事項です。「Migrator Pro for Active Directory(MPAD)」は、RPCおよびリモート・レジストリ・アクセスを回避する設計により、他のActive Directory移行ツールと比較して、より安全な移行を実現します。さらに、ネットワークファイアウォールで開放する必要のある受信ポートは一切ありません。

③ 移行状況のリアルタイム可視化

「Migrator Pro for Active Directory(MPAD)」を活用することで、リモート環境のユーザーはリモート環境からの移行、切り替えが可能です。

移行ツールに標準搭載された豊富なレポート、チャート、図表により、Active Directory移行の進捗状況を完全に可視化できるため、リモートユーザーの移行状況もリアルタイムに把握でき、組織全体のスムーズな移行を支援します。

Active Directoryは事業活動を支える中枢システムのひとつです。
AD移行に関するお悩みやご要望は、お気軽に東芝デジタルエンジニアリングまでお問い合わせください。

Migrator Pro for Active Directory(MPAD)のおもな機能

① Active Directoryオブジェクトの包括的な移行

ユーザーアカウント、ユーザー属性、グループ、コンピューターなど、Active Directoryの主要なオブジェクトをスムーズに移行できます。これにより、移行後も既存のファイルサーバーやNASサーバーへのアクセス権限が維持されるため、移行に伴うユーザーへの影響を最小限に抑え、手作業による移行と比較して大幅な時間短縮と管理者の負担軽減を実現します。

おもな機能① Active Directoryオブジェクトの包括的な移行
新規ドメインを構築し、既存ドメインのオブジェクトを移行

② Active Directoryオブジェクト属性のリアルタイム同期

ユーザーアカウント、グループ、連絡先などの属性情報を、移行元と移行先のAD環境間で自動的に同期できます。特筆すべきは、移行元ADで変更されたパスワードもリアルタイムに移行先アカウントへ反映できる点です。通常、移行元でのパスワード変更を移行先に反映させるには、ユーザー自身が移行先ADでパスワードを再設定する必要があるため、本機能によりユーザーの利便性を大幅に向上させます。

おもな機能② Active Directoryオブジェクト属性のリアルタイム同期

③ ユーザープロファイルの自動移行

移行先アカウントにおいても、移行元アカウントと同一のWindowsプロファイルを自動的に利用できるため、ユーザーは違和感なく業務を継続できます。通常、移行先ADへログイン後、ユーザーまたは移行作業者がデスクトップ、ダウンロード、ドキュメントなどのプロファイルデータを手動でコピーする必要がありますが、「Migrator Pro for Active Directory(MPAD)」を使用することで、この煩雑な作業を大幅に簡略化し、ユーザーエクスペリエンスの向上に貢献します。

おもな機能③ ユーザープロファイルの自動移行ユーザープロファイルの自動移行

④ Windowsクライアントのドメイン切り替え・切り戻し

コンピューターのドメイン切り替えによりユーザープロファイルやACLが移行先ドメイン環境へ切り替わりますが、切り換え前の状態に復旧することが可能です。

サービスメニュー

「Active Directoryマイグレーションサービス for オンプレミス」は、以下の4つのフェーズで構成され、各フェーズにおいてお客様との緊密な連携を図りながらプロジェクトを推進いたします。

サービス提供内容

  • 1アセスメントフェーズ
    • ① 現行AD構成の可視化
    • ② レプリケーション状態/イベントログ確認
  • 2移行計画フェーズ
    • ① 新DC構成
    • ② 新旧AD間の信頼関係
    • ③ レプリケーション設計
    • ④ 移行スケジュール策定
  • 3マイグレーションフェーズ
    • ① DC構築
    • ② ユーザー・グループ・OU移行
    • ③ PCドメイン切り換え
    • ④ レプリケーション・ログイン・共有フォルダ動作確認
  • 4サポートフェーズ
    • ① 移行後ユーザー支援(ログイン、印刷、共有不具合など)
    • ② ドキュメント整備

サービス提供条件

  • 移行先Active Directoryを導入するサーバーおよびOSを導入済みの状態でご用意いただきます。
  • MPADを導入するサーバーおよびOS、SQL Serverを導入済みの状態でご用意いただきます。
  • 移行対象となるユーザー分のMPADライセンスをご購入いただきます。
  • コンピューターのドメイン切り替えを実施する場合は、お客様にて各コンピューターへAgentのインストール作業を実施いただきます。
  • 移行元ドメインおよび移行先ドメインに対し、移行に必要な設定変更作業を実施させていただきます。
  • 評価版Windows11 24H2が稼働するコンピューターのドメインの切り替えは、本サービスの対象外となります。

移行パターン、クライアント数、ファイル移行の可否などのご提示で概算見積もりがおこなえます。
AD移行に関するお悩みやご要望は、お気軽にお問い合わせください。

Active Directoryの移行事例

「Migrator Pro for Active Directory(MPAD)」を活用したActive Directoryの移行事例を紹介します。

事例①:半導体製造業
オンプレミスADからオンプレミスADへの移行

  • ユーザー数:約20,000名
  • サーバーデータ数:数百TB
  • 移行期間:12ヵ月
  • 主な課題・ニーズ:
    報漏洩防止対策の一環で最小権限でのアクセス権移行が必要だった
    また、大量のNASデータの安全な移行も実施したかった
半導体製造業でのオンプレミスADからオンプレミスADへの移行事例イメージ

事例②:エネルギー系総合業
オンプレミスADからオンプレミスADへの移行

  • ユーザー数:約3,000名
  • 移行期間:12ヵ月
  • 主な課題・ニーズ:
    適切なアクセス権を維持した共有フォルダーやファイルのアクセス権の移行
エネルギー系総合業でのオンプレミスADからオンプレミスADへの移行事例イメージ

よくあるご質問

Active Directoryは事業活動を支える中枢システムのひとつです。
AD移行に関するお悩みやご要望は、お気軽に東芝デジタルエンジニアリングまでお問い合わせください。