2023年入社(新領域・新技術に取り組む社員) T.Kさん
社員の声
Recruit
お客様から生成AIのことを聞ける人と頼りにされる
高度なノウハウと幅広い技術で、半導体製造を支える
| 出身大学 | 電気・理系(理工学部 電気電子生命学科) |
|---|---|
| 保有資格 | 基本情報技術者試験、Python3エンジニア認定基礎試験 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 趣味 | 野球、ソフトボール |
| 勤務地 | 本社 |
現在の業務とやりがいに感じることを教えてください。
現在は、半導体製造工程で使用されるシステム構築のプロジェクトを担当しています。
プロジェクトが2~3か月単位で区切られていて、その中で要件定義・設計・製造・検査・リリースと一連の流れにすべて自分が携わり、作業計画も自分で組んで進めるところにやりがいを感じています。
また、システムで使用するコードをperlからpythonに移行したり、コード管理でGitlabを使用したり、コード作成時に生成AIを活用するなど、レガシーシステムの刷新や業務効率化の検討など、お客様と一緒に考え、進めていくことにもやりがいに繋がっています。
得意とする技術分野を教えてください。
pythonと生成AIの活用に自信があります。
pythonは、業務で長く使用しており、過去の業務で直面した問題を解決してきたノウハウがあるので、要件定義や設計の段階から、システムに要求される仕様が実現可能か、具体的な実装のイメージを描き、実現性を判断できるところは大きな強みだと考えます。
生成AIについては、過去に生成AIの研究開発に携わったこともあり、生成AIを使用するだけでなく、生成AIを製品やシステムに組み込んだり、連携したりして活用していくができます。また、生成AIの活用例なども実体験を踏まえてノウハウとして持っていますので、お客様に説明、提案できることも大きな強みだと考えます。
どのようにして、技術の専門性を高めたかを教えてください。
前述の通り、以前に生成AIの研究開発に携わっていました。その中で生成AIとは何か、どうすれば回答精度が上がるか、お客様のニーズ・不安は何か、など調査して考える能力が身に付きました。
また、生成AIは日進月歩で進化する技術で、数ヵ月後には新しい技術が登場する領域になります。その技術をシステムに導入しなければならなかったので、新しい技術に対して調査して使ってみる能力が身に付きました。これらの経験から、お客様や社内から「生成AIのことを聞ける人」になれたと思っています。
さらなる飛躍を目指して、今後どのようなことに取り組みたいと考えますか?
お客様や社内のメンバーに対して、生成AIが便利であったり、こういう点に気を付けるべきといったことは技術交流の場を通して伝えていますが、実際に使ってもらえるところまでは到達できていないと思っています。
そのため、実際にどのように業務に使っていくとどれだけ業務効率化につながってどれだけ時間が短縮できるのか、自分自身が使用しているプロンプトをまとめたテンプレート集を作成しています。すぐにでもAIが使えるような環境を整えていくことなど、生成AIをさまざまな場面で活用していく提案ができるように取り組んでいきたいと考えています。
技術の専門化を目指す上で東芝デジタルエンジニアリングはどのような会社ですか?
技術を証明するための資格取得に関しては制度が充実していて、取得したい資格に積極的にチャレンジできる会社だと感じています。
また、研修への参加機会も用意されており、自分が学習不足と感じる分野や技術を補ったり、さらに伸ばしたい分野や技術に取り組める環境が整っていると思います。
私が強みにしている生成AIについては、生成AIを専門としている企業と連携したり、社員向けのセミナーを開催したりしていますので、最新技術に対しての最新情報を学ぶ場としても整っていると思います。社内で使用できるAIもあるため、自分の業務内でAIを活用して、AIの良さを直接感じることもできます。
学生や若手のみなさんに向けてメッセージをお願いします。
現在、生成AIは皆さんにとっても身近なものとなっていると思います。身近になっているからこそ、どのように仕事に生かしていくか、何に注意して使用するとよいのか、どうすれば自分の求めている回答が生成されやすいのか、について考えていくことが大切と考えています。
また生成AI以外の最新技術についても、既存の仕組みを変えて作業時間の短縮につなげていくために、積極的に取り入れていくべきだと思っています。
できることが少しずつ、1つでも増えていくと楽しさも増えてきますので、皆さんが経験してきたことを生かし、プロフェッショナルを目指していただければと思います。一緒に頑張っていきましょう。